浄土宗了正寺は、鎌倉光明寺の布教のために念仏道場として、寛永13年(1636)昭誉登道当運上人により開山されました。
元禄時代、三代目住職警誉専龍上人により十代住職豊誉喚的上人に至り伽藍の整備が見られました。
江戸期には寺子屋教育も行われ、数機の筆小塚が残されています。
大正5年(1916)年堂字を全焼する火難に遭い、大正7年(1918)年に諸道を再建復興しましたが、5年後の大正12年(1923)関東大震災で羅災し、本堂などが全壊。度重なる悲運を乗り越えて、大正14年(1929)壇信徒の協力を得て、倒壊した建物の木材を活用して再建し、今日に至っています。
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